「すぐ使わなくなる…」を解消! 加湿器の"お手入れ問題"解決へ人気3タイプをプロがレビュー

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

なお、使用中に水がなくなり給水する場合は注意が必要である。水タンクを外さず上から給水することも可能だが、中は熱い。取扱説明書によると「使用中や使用直後は給水しない」とあり、水タンクの汚れが気になっても、冷めるまで待たなければならない。ステンレス製の水タンクは熱くなるため、この点の取り扱いはやや不便に感じる。

山善 加湿器
ステンレスの水タンクを採用。取っ手がなく持ちにくい(筆者撮影)
山善 加湿器
表示部は正面にある。低い場所だと操作が少々しにくい

なお、スチーム式は窓際などに置くと結露する場合がある。周辺が特に加湿されやすいため、部屋全体をムラなく加湿したい場合は、サーキュレーターと併用することが効果的である。

雑菌が気になる超音波式のリスク軽減法とは?

超音波式加湿器は霧状にして放出するタイプの加湿器で、本体価格が安く、スタイリッシュなデザインのものが多いことが特徴だ。スチーム式のように待ち時間がなく、電源を入れるとすぐにミストが散布されるため、加湿スピードは速い。消費電力も低く、加熱式でも同製品は最大でも155Wと、今回試した製品の中で一番低い。ただ、お手入れを怠ると雑菌を空中に拡散することになる。

シロカ 加湿器
シロカの加熱超音波式加湿器「SD-5HC151」は公式オンラインショップ価格で1万4960円(税込み)。適用床面積の目安は木造和室約8.5畳、プレハブ洋室約14畳まで

ここ数年で、そういった超音波式加湿器の短所が広まってきたこともあり、いったん加熱してからミストにして拡散する「加熱超音波式」が増えている。

次ページ超音波式加湿器は雑菌対策タイプをチョイス
関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事