米中の貿易協議がトップ会談を前に大きく前進、トランプ氏は30日予定の習近平国家主席との会談では「完全なディール」が実現すると発言
ベッセント米財務長官は、マレーシアで25日から行われている米中貿易協議で、両国の代表団が首脳会談での議論の土台となる「極めて良好な」枠組みで合意したと明らかにした。
大きな前進
ベッセント氏は26日午前、クアラルンプールで記者団に対し、両国が農産物の購入やTikTok、フェンタニル、貿易、レアアース(希土類)、二国間関係全体について議論したと説明。協議は「建設的で、広範かつ深い内容のものとなり、首脳会談に向け非常に前向きな枠組みを整えるうえで大きな前進となった」と語った。
ベッセント長官と中国の何立峰副首相がそれぞれ率いる両国の代表団による協議は高層ビル「ムルデカ118」で行われた。近くのコンベンションセンターでは、トランプ大統領が東南アジア諸国首脳と会談した。
中国はまだ、公にコメントしていない。中国側の代表団には商務省の李成鋼次官と財政省の廖岷次官、米国側は米通商代表部(USTR)のグリア代表が参加している。

















