東武東上線「最初の要衝」成増駅長が語る日常風景 池袋から急行で1駅、普通はほぼ「成増止まり」

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こうした経歴の中で、中村駅長は新越谷駅で“ホームドアの設置”も経験している。ホームドア設置はまさに東武練馬・下赤塚・成増の3駅が控えている工事だ。

ホームの補強後に躯体を設置し、最後に駆動部分が取り付けられてホームドアが稼働する。現場の駅員の間では少し不安を覚えている人もいるのだとか。

カーブを描く東武練馬駅のホーム。ホームドア設置で駅の雰囲気も大きく変わりそうだ(撮影:鼠入昌史)
【写真】東武練馬にはかつて構内踏切があった。昔と今でどれだけ変わった?東武練馬・下赤塚・成増の3駅。1950~70年代の貴重な写真と現在の様子を見比べる

「ホームドア設置」も経験済み

「まだ稼働していない段階では、電車のドアが見えにくくなってしまうんですよね。それにこのあたりの駅はホームが狭いところもあります。ただ稼働してしまえばラクですから、そんなに心配いらないよ、ということは伝えています。お客さまも最初は戸惑うかもしれませんが、たぶんすぐに慣れていただけると思います」(中村副管区長)

ベテラン駅長は、温かい目で若い駅員を見守っている。成増駅の事務室はさほど広くなく、駅長も助役らと机を並べて勤務する。地域や乗客だけでなく、現場の駅員との距離の近さも成増駅ならではなのだろう。

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鼠入 昌史 ライター

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そいり まさし / Masashi Soiri

週刊誌・月刊誌などを中心に野球、歴史、鉄道などのジャンルで活躍中。共著に『特急・急行 トレインマーク図鑑』(双葉社)。

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