東武東上線「最初の要衝」成増駅長が語る日常風景 池袋から急行で1駅、普通はほぼ「成増止まり」

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駅の周辺は商店街をはじめとする商業エリア。そこから離れれば静謐な住宅街。3駅とも、そうした基本的な性質は変わらない。東上線の南側には川越街道が通り、江戸時代には下練馬や白子の宿場町も置かれていた。

ただし、そうした宿場町を除けば本質的にこの一帯は田園地帯だった。現在のような住宅地に変貌したのは、戦後になってからのことだ。それがあっという間に大都市の一部に飲み込まれ、東上線らしい沿線風景を作り上げてきた。中村副管区長が預かるのは、そうした下町感のある駅なのだ。

「このあたりはバスの交通網もすごいなというイメージがあります。警察署や消防署に足を運ぶ機会があるのですが、管轄が三田線沿線の署で。なのでバスに乗って行くんですが、10分間隔くらいで走っていて便利だなあと」(中村副管区長)

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板橋・練馬の区境を走る

中村副管区長の預かる東武練馬駅付近は、区境と東上線の線路が沿うように、くんずほぐれつ。踏切によっては管轄が高島平警察署と光が丘警察署に分かれるのだとか。

成増駅の南口。画面左へ進むとモスバーガー1号店があるスキップ村商店街(撮影:鼠入昌史)
【写真】成増駅南口の時計塔は1970年代からあった。当時と現在を見比べるとデザインが異なっていることがわかる
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