定年後、給料が5割減…40、50代が知らないと地獄を見る「再雇用の残酷すぎる現実」

給料は半分、元部下からの指示という苦痛
「これが、役職定年を迎え、部長の肩書を失ったということか……」
長年勤めてきた大企業を定年後も続けることを選んだ私の当時57歳の友人は、再雇用の現実に直面しました。机も名刺のロゴも変わらないのに、周囲の態度は一変。まずは机の向きが変わり、かつての部下に指示を受ける立場となり、給料は定年前の半分以下。最も辛かったのは、信頼していた上司からの「新しい部署で頑張れ」という突き放すような言葉でした。
その後、彼は急速にやりがいを失い、心身を病んで社会とのつながりを絶ってしまったのです。この出来事は、私自身にも強い衝撃を与えました。
この話は決して特別なケースではありません。彼のようなケースは決して珍しくないことを、300人のサラリーマンへのアンケートや、定年前後の友人たちへのヒアリングを通じて知りました。「再雇用」という選択肢は、多くの人にとって最も安全で確実な道に見えます。
しかし、実は、会社人生を捧げてきたベテラン社員を待ち受ける「残酷な真実」が隠されているのです。本稿では、その現実を直視し、充実した第二の人生を自らの手で掴むためのヒントをお伝えさせてください。
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