「南海の和泉中央」駅長に聞く泉北線終着駅の変遷 かつて「泉北高速鉄道」の本社があった駅ビルは今

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泉北線は1971年4月、第三セクターの大阪府都市開発が泉北高速鉄道線・中百舌鳥―泉ケ丘間を開業させたのが始まり。1977年8月に光明池まで延伸した。

和泉中央まで延伸開業したのは1995年4月のことだった。2014年7月に南海電鉄が株式を取得して子会社化、社名も泉北高速鉄道となった。

中百舌鳥―和泉中央間には深井、泉ケ丘、栂・美木多(とが・みきた)、光明池と4つの途中駅があり、沿線に国内有数の規模を誇る「泉北ニュータウン」が広がっている。

中百舌鳥で大阪メトロ御堂筋線に乗り換えられる。御堂筋線は大阪中心部を天王寺・なんば・梅田・新大阪と南北に貫き、北大阪急行線に乗り入れる。大阪北部の「千里ニュータウン」の中核である千里中央を経て、2024年3月に延伸開業した箕面市の箕面萱野までを結ぶ。

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和泉市のニュータウンの玄関口

和泉中央駅は阪和自動車道と府道に挟まれた土地に位置する。駅を囲むように「エコール・いずみ」「和泉シティプラザ」といった大型施設や「いぶきの病院」が建ち並ぶ。

周辺はマンションや一戸建ての住宅地でUR都市機構(旧・住宅・都市整備公団)によって「トリヴェール和泉」という名称で開発され、「いぶき野」「はつが野」「まなび野」「あゆみ野」と名付けられたエリアが生まれた。

和泉中央駅の所在地はいぶき野。駅南のまなび野には桃山学院大学のキャンパスがある。学生だけでなく、資格試験などの会場に使われることから、休日もキャンパスへ向かうために駅を利用する人が多いという。

和泉中央駅 駅ビル
現在の和泉中央駅の駅ビル。かつて泉北高速鉄道の本社があった(記者撮影)
【写真】もう見られない泉北高速鉄道時代の和泉中央駅の姿
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