なぜ「指輪」なのか? スマートウォッチにないOuraだけが持つ"圧倒的な価値"とは

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スマートリングOura Ring 4
活動量が計測できるスマートリング「Oura Ring 4」(筆者撮影)
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箱を開けると、チタン特有のひんやりした質感が指先をなでる。幅7.9mm、厚さ~2.88mm、重量わずか3.3~5.2g。指に滑り込ませれば体温に溶け込むように密着する。 

筆者が選んだBrushed Silver(ブラッシュドシルバー)仕上げは、つやを抑えた柔らかな光沢が肌になじむ。一見すると高級アクセサリーにしか見えない。カラーはSilver、Black、Brushed Silver、Stealth、Gold、Rose Goldの6色展開だ。

実はこの指輪、睡眠の質・心拍・体温変動・ストレス指標を24時間自動で計測し、スマホアプリへ同期して体調を映し出す「指輪型ヘルストラッカー」である。7月17日に日本で正式発売された「Oura Ring 4」だ。

Oura Ring 4のバリエーション
6種のバリエーションを展開する(筆者撮影)

指輪型ヘルストラッカーの可能性

スマートリングは、指輪にセンサーやチップを封じ込めた超小型ウェアラブルデバイスだ。大別すると2系統ある。ひとつは心拍・睡眠・体温などを常時測定し、身体のコンディションを可視化するヘルスケア系。もうひとつはNFCを内蔵し、タッチ決済や入退室認証を担う決済/アクセス系だ。現状、この2つを兼ねる量産モデルはほとんど存在しない。

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