「気動車」はいつまで残る?欧州非電化路線の現在 幹線でもまだまだ活躍、「次世代動力」はどうなる

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各国の非電化区間の現状と、そこで活躍する車両を見てみよう。

4万キロ以上の路線網を持つドイツの鉄道は半分の約2万キロが電化されているが、それ以外は非電化で、複線化されている幹線であっても非電化路線があり、旅客列車は気動車、貨物列車はディーゼル機関車が牽引している。

以前は機関車牽引の客車列車も多く走っていたが、新型気動車の大量投入や、非電化路線の電化工事により、年々減少傾向にある。

現在も残っている客車列車は、優等列車「インターシティ」の運用が中心だ。非電化区間用の高速車両、ICE-TD型が不具合で全車引退してしまった今、優等列車はディーゼル機関車牽引の客車列車に頼らざるをえないのが現状だ。一方でローカル列車の多くは新型気動車に置き換わっており、中には車体傾斜装置付きで最高速度が時速160kmに達する、612型という高性能車両も運用されている。

DB 612
カーブ区間で車体を傾けて駆け抜けるドイツ鉄道の612型気動車(撮影:橋爪智之)

「電化区間では電車」の新型が増える国も

フランスもドイツと同様、多くの非電化路線が存在し、やはり複線の幹線も存在する。数年前までは、機関車牽引の「アンテルシテ」が運行されていたが、車両の老朽化が進んでいたこともあり、新型車両への置き換えが行われた。

その際、一部区間に電化区間が含まれていたことから、電化区間では架線からの電気で走る電車として、非電化区間ではエンジンで発電して走る電気/ディーゼルのバイモード車両が投入されている。純粋な気動車も多く運用されているが、電化区間が混在する路線にはバイモード車両が積極的に投入されており、電化されている区間では電車として運用されているのがフランスの特徴だ。

SNCF B83500 bimode
フランスのバイモード車両、Regiolis B83500型(撮影:橋爪智之)
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