モバイルバッテリーはもう不要に? 従来の2倍のバッテリー容量を持ったスマホが海外で続々登場もアップルやサムスンはやらない理由
対策としてスマートフォンバッテリーの急速充電技術も進んでいる。たとえばソフトバンクは「神ジューデン」という名称で、ゼロから100%までの充電速度が35分以内のスマートフォンをラインナップに加えている。しかし外出先ではどこでも充電ができるわけではない。多くのユーザーが求めているのはバッテリー容量の大型化だ。
そのユーザーニーズに応えるように、2025年になると中国で登場した新型スマートフォンのバッテリー容量は、6000mAhクラスが最低ラインになり、7000mAh、さらに8000mAhを搭載したモデルが次々と登場している。ここで「中国だから無理してバッテリー容量を増やしているのではないか」という懐疑的な考えも出てくるだろう。
だが中国メーカーの新型スマートフォンのバッテリーの大容量化はバッテリー技術の進化の結果であり、従来と異なる素材を使ったバッテリーを採用したからだ。
2025年8月末時点で、大手メーカーで最大容量のバッテリーを搭載しているモデルは、オナー(HONOR)社が7月に発売した「X70」だ。バッテリー容量は8300mAhで、従来モデルより66%も多い。画面をつけっぱなしにしても18時間の使用が可能で、ショート動画を見続けても27時間も使える。
さらにバッテリー寿命に関しても6年間、健康的な状態を維持できるという。スマートフォンで動画を見続ける人にとっても魅力的な性能だ。

普通のスマホサイズで大容量化を実現する技術
これだけ大容量なバッテリーを搭載しながらも「X70」の画面サイズは6.79インチ、本体重量は193g、本体厚みは7.76mmであり、一般的なスマートフォンと変わらない。カメラこそ5000万画素1つと性能を落としているが、動画視聴やゲームを重視するユーザーなら妥協できるだろう。
なおバッテリー容量が高いだけが特徴ではなく、急速充電性能も優れている。USBケーブルを使った有線充電は80W、ワイヤレス充電台を使う無線充電も80Wと高速だ。
オナーはほかにも8000mAhバッテリー搭載の「HONOR Power」を4月に発表しており、スマートフォンバッテリーの高容量化で他社を一歩リードしている。なお同じ中国のビボ(Vivo)社がオナーを追いかけており、8000mAh搭載の「iQOO Z10 Turbo+」、7620mAh搭載の「iQOO Z10 Turbo」「Y300GT」を販売中だ。
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