仮に住人が夜逃げをしたら、困るのはやはり大家だ。賃貸契約書に「○カ月家賃が支払われなかった場合は残置物を撤去する」とあらかじめ記載されていることも多いが、その間支払われなかった家賃は丸々大家の損失になる。

こんな事例もあった。ある女性が自分の名義で借りていたマンションに、大家に黙って男性を住まわしていた。しかし、その男性が大量の荷物を残したまま失踪してしまったのだ。そこで、イーブイに部屋の片付けを依頼した。
「男性が遠方に逃げていようが、警察に捕まっていようが、部屋に残された荷物は女性のモノではないんです。だから、男性の許可がない限りは私たちとしては勝手に処分することはできない。すべて処分した後に男性が戻ってきたら、誰が責任を取るんでしょうか」
自分が住んでいる家の周りを念入りに歩いてみると、1つか2つ、ゴミ屋敷らしき物件が見つかるだろう。家の外までゴミがあふれているケースはなかなか珍しいが、外から窓を眺めると中がゴミで埋もれている様子の家は意外と多い。
ただそんなゴミ屋敷にも、他人からはうかがい知ることのできない事情があるかもしれないのだ。

片付けを通じて、さまざまな社会問題に直面する
シングルマザーの貧困家庭、老老介護、孤独死など、ゴミ屋敷の片付けをしているとさまざまな社会問題に直面するという。
ゴミ屋敷の住人は、自分が置かれている環境に大きなストレスを抱え、セルフネグレクト状態になってしまっているケースが多い。それが長期化したり、悪化したりすれば、自殺や事件に発展してしまうかもしれない。

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