"最恐"西武園「新ゴジラライド」どれほどリアルか アカデミー賞の山崎貴監督が制作、世界に配給
「僕はラフな絵を描いただけですが、3Dモデルを作ったスタッフがものすごく才能があるので自分の絵以上にすばらしいメカゴジラを作ってくれました」。周囲の人に聞き回って「今までで一番カッコいいね」という言質をとったという。
さらに無理を言って作ってもらったというモックアップモデルを披露。「自分が見たかったメカゴジラに仕上がった」と大満足の様子だった。
ライドを体験した山崎監督は、「モニターで映像を見るのと、ライドに乗って映像を体験するのとでは全く違う。こんなに怖いものを作っていたのかとドキドキした」と感想を口にした。
アトラクションでも「ゴジラ」世界進出
完成した映像に合わせてライドがシンクロする。座席がスクリーン前にせり出すことで、観客の足は浮いた状態になる。これにより、まるで映像の中にいるかのような没入感を得ることができる。映像に合わせて水しぶきが出る機能もあるため、波のシーンでは本当に波をかぶっているかのように感じられる。
「夏にふさわしいライドなので、海に来たような気持ちになっていただければうれしいです」と山崎監督が締めくくった。

なお、西武園ゆうえんちのライドアトラクションシステムは台湾のメーカー・ブロジェントテクノロジーが製造した「i-Ride」という機種で、世界40施設以上に導入されている。東宝はゴジラのライドアトラクション映像の製作・配給を行うと今年5月に発表した。今回のゴジラ・ザ・ライド グレートクラッシュはその第1弾で、今後、世界各国でi-Rideを導入する施設に順次配給していくとしている。
劇場用映画だけでなく、アトラクションの世界でもゴジラが世界を席巻できるか期待したい。

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