"最恐"西武園「新ゴジラライド」どれほどリアルか アカデミー賞の山崎貴監督が制作、世界に配給

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

「僕はラフな絵を描いただけですが、3Dモデルを作ったスタッフがものすごく才能があるので自分の絵以上にすばらしいメカゴジラを作ってくれました」。周囲の人に聞き回って「今までで一番カッコいいね」という言質をとったという。

さらに無理を言って作ってもらったというモックアップモデルを披露。「自分が見たかったメカゴジラに仕上がった」と大満足の様子だった。

ライドを体験した山崎監督は、「モニターで映像を見るのと、ライドに乗って映像を体験するのとでは全く違う。こんなに怖いものを作っていたのかとドキドキした」と感想を口にした。

アトラクションでも「ゴジラ」世界進出

完成した映像に合わせてライドがシンクロする。座席がスクリーン前にせり出すことで、観客の足は浮いた状態になる。これにより、まるで映像の中にいるかのような没入感を得ることができる。映像に合わせて水しぶきが出る機能もあるため、波のシーンでは本当に波をかぶっているかのように感じられる。

「夏にふさわしいライドなので、海に来たような気持ちになっていただければうれしいです」と山崎監督が締めくくった。

「ゴジラ・ザ・ライド グレートクラッシュ」山崎貴監督
「ゴジラ・ザ・ライド グレートクラッシュ」は世界各国のライドアトラクションに配給される予定だ(記者撮影)

なお、西武園ゆうえんちのライドアトラクションシステムは台湾のメーカー・ブロジェントテクノロジーが製造した「i-Ride」という機種で、世界40施設以上に導入されている。東宝はゴジラのライドアトラクション映像の製作・配給を行うと今年5月に発表した。今回のゴジラ・ザ・ライド グレートクラッシュはその第1弾で、今後、世界各国でi-Rideを導入する施設に順次配給していくとしている。

劇場用映画だけでなく、アトラクションの世界でもゴジラが世界を席巻できるか期待したい。

この記事の画像を見る(5枚)
鉄道最前線の最新記事はX(旧ツイッター)でも配信中!フォローはこちらから
大坂 直樹 東洋経済 記者

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

おおさか なおき / Naoki Osaka

1963年函館生まれ埼玉育ち。早稲田大学政治経済学部政治学科卒。生命保険会社の国際部やブリュッセル駐在の後、2000年東洋経済新報社入社。週刊東洋経済副編集長、会社四季報副編集長を経て東洋経済オンライン「鉄道最前線」を立ち上げ。製造業から小売業まで幅広い取材経験を基に定年退職後の現在は鉄道業界を中心に社内外の媒体で執筆。JR全線完乗。日本証券アナリスト協会検定会員。国際公認投資アナリスト。東京交通短期大学特別教養講座講師。休日は東京都観光ボランティアとしても活動。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
鉄道最前線の人気記事