ムダなビジネスメール、もうやめない? 社会人がマストで知っておくべき!「タイパ」劇的アップする”メールの基本”とは

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●文章を書き始める前に、盛り込むべき内容を箇条書きでリストアップする

テンプレートで対応できない内容は、文章を書き始める前にそのメールに盛り込むべき要素や項目を箇条書きしてください。例えばイベントをお知らせするメールの場合は、「日時」「会場」「参加費」「持ちもの」「注意事項」「申し込み期限」などです。「この内容を盛り込めば大丈夫」という状態にしてからそれぞれの項目を文章化していけば、漏れを防ぐことができます。相手に「五月雨(さみだれ)式ですみません」と追加のメールを送るのを避けられます。

文面は3つのポイントを押さえる

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何を言いたいのかよくわからないメールを受け取ると、返信をつい先延ばしにしたくなりますよね。

逆にあなたがそのようなメールを送ってしまうと、当然相手からはなかなか返信がきません。そのせいで仕事が進まず止まってしまう……といったタイパの低い状況はなるべく避けたいものです。

相手に読むストレスを与えず、あなたが言いたいことをきちんと理解してもらえるようなメールを書くには、「短く・わかりやすく・強調する」の3つのポイントを意識しましょう。

1:短く

タイトルと本文の文章の両方を短くします。どのような要件のメールなのか相手がひと目でわかるように、タイトルを10字くらいにまとめると親切です。本文は、1行あたり20字程度で改行すると見やすくなります。

2:わかりやすく

本文を「結論→経緯→相⼿のメリットや補足」の順番で書きます。日本語の特性上、結論が文章の最後にきやすいのですが、あえて結論から書き始めると、ぐっと伝わりやすくなります。

「結論」を端的に述べ、「経緯」で理由を説明したら、最後に相手が得られるメリットや相手にお願いしたい行動、補足事項などをまとめて書きます。

なお、相手からの質問に答える形で返信する場合は、相手の文面の一部をインライン(引用)で記載すると、ひと目で趣旨が理解できてわかりやすくなります。

3:強調する

大事な部分や注目してほしい部分を赤文字や太字にしたり、アンダーラインを引いたりして強調しましょう。「○○日までに」や「△△をご持参ください」のように、○○や△△にあたる数字や持ちものなどを強調すると相手も気をつけやすくなります。

時短しつつ、必要な情報は漏れなく盛り込んだメールを送ることができれば、自身だけでなく相手の時短にもつながります。ぜひ参考になさってください。

森田 ゆき Make Value Spirit 代表 / イベントプロデューサー / パーソナルマインドトレーナー

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もりた ゆき / Yuki Morita

秘書歴20年以上。バークレイズ、ドレスナー証券(現アリアンツ)、AIGなど外資系企業の役員秘書を歴任。常に時間と成果を求められる激務の中、仕事とプライベートを見事に両立するエグゼクティブたちから「タイムパフォーマンス(タイパ)」の真髄を学ぶ。2018年に独立し、「効率」と「充実」を両立させるライフスタイルの確立をサポートするオンライン起業サポートセッションを開始。2021年からは、会社員時代に培ったタイパや気遣いのスキルを活かし、オンラインイベントのプロデュースを手がけ、8000人以上を動員する実績を誇る。また、美容系アンバサダーの運営にも携わり、企業の認知度向上に貢献。現在は、オンラインとリアルの両方でイベントプロデュースを行うだけでなく、女性の可能性を最大限に引き出すマインドトレーナーとしても活動中。仕事と私生活の充実を目指す方々に向け、「何歳からでも、どの状況からでも人生は変えられる」という実体験に基づいた独自のメソッドを提供している。プライベートでは75カ国を旅行し、ミセスコンテストでグランプリ2冠を受賞するなど、タイパライフを満喫中。

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