備蓄米の随意契約にディスカウントストアなど19社が申し込み…6月1週目に店頭に並ぶ可能性

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参院農水委員会で発言する小泉農相(27日、国会で)=川口正峰撮影

政府備蓄米の放出を巡り、小泉農相は27日の閣議後記者会見で、随意契約による備蓄米の申し込みが27日午前9時現在で、19社に上っていると明らかにした。申し込みがあった数量は、随意契約での放出対象の30万トンのうち、計9万824トンとなる。早ければ近日中に契約が完了する見通しで、順調に進めば6月1週目に店頭に並ぶ可能性があるという。

農林水産省によると、ディスカウント店「ドン・キホーテ」を展開する小売り大手パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスやサンドラッグ、楽天グループ、オーケーなどが申し込んだ。

随意契約では、コメの年間取扱量が1万トン以上の大手小売業者を対象としている。小泉氏は、中小のスーパーや地域の米穀店などへの拡大も念頭に置いており、「こうしたところにきめ細かく、どのように届けるかが次やらなければならないことだ」と述べた。今後、随意契約の内容の変更などを検討するという。

農水省は政府備蓄米の放出を巡り、売り渡し方法をこれまでの一般競争入札から随意契約に見直した。消費者に近い小売業者に直接届け、6月初旬にも5キロ・グラムあたり税抜き2000円程度でスーパーなどの店頭に並べたい考えだ。

一方、小泉氏は27日、参院農林水産委員会で所信を表明した。高騰するコメ価格について、小泉氏は「国民の皆様の不安感を 払拭(ふっしょく) するとともに、これ以上のコメ離れを防げるよう全力を尽くす」と述べ、コメ価格の引き下げに意欲を示した。

▽オーケー▽タイヨー▽三和▽マルアイ▽カインズ▽アイリスアグリイノベーション▽宮城商事▽ゼンショーホールディングス▽諸長▽JMホールディングス▽ベルク▽パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス▽サンドラッグ▽楽天グループ▽斉鑫▽東穀▽ミスターマックス▽酒商増田屋▽シジシージャパン

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