デジタル時代でこそ輝く「アナログ手帳」活用法　“手帳オタク”が教える最強のアナログ手帳はコレだ！

逆に、大きすぎる手帳でも困ります。A4版やB5版の手帳では、持ち歩くのが面倒になり、そのうちデスクに置いたままになりそうです。そうなると、中身はいつまでたっても更新されず、メモを参照して行動を戒めることもできません。手帳が機能しなくなる危険があると思いました。先ほども述べましたが、手帳は接触頻度に応じてその力を発揮するからです。

そして落ち着いたのが、私が今使っている、バインダー式でバイブルサイズのファイロファックス社製システム手帳です。その第一の理由は、持ち歩くのにちょうどいい大きさだということです。さすがに人類史上最大のベストセラーである聖書のサイズだけあって、持ち運びは苦になりません。

逆にバイブルサイズより小さくなると、書き込める内容があまりに少なくなってしまいます。私は手帳にメモを書くときに、一件一リフィルを原則にしています。そのためには、バイブルサイズ程度の大きさでないと、一リフィルに収まりません。

また、私はパワーポイント（PowerPoint）などのパソコンソフトで作成した資料を縮小コピーして手帳に貼り付けたりしますが、縮小コピーで見るに耐える大きさとしては、やはりこのバイブルサイズが限度だと思います。

バインダー式なので、ページをどんどん増やしていったり、逆に過去になった部分をはずして別にファイリングしたりなど、使い勝手がいいことも魅力的です。いま必要な、手元で常に参照したい夢や情報のキットとして、非常によくできたツールだと感心するほどです。

夢や目標があるから手帳が厚くなる

もっとも、いかにバイブルサイズでも、放っておくとどこまでも膨れ上がってしまうので、今は仕事中の利用頻度が低い情報は別々の手帳に収納して、デスクや自宅で活用するにとどめ、持ち歩くページをある程度、取捨選択しています。

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それでも私の手帳はパンパンに肥え太り、セカンドバッグと見紛うほどです。空港などではしょっちゅう、「バッグの中を見せてください」と言われています。

手帳が厚いのはポジティブなことです。夢や目標があるから厚くなるのだし、問題意識や向上心があるからメモを書くリフィルも増えるのです。手帳が厚いということは、それだけ手帳の持ち主の思いも「厚い」し「熱い」ということなのです。

なお、ファイロファックス社製の手帳の革は、手帳の肥大化に合わせるようにして少し伸びます。そのことも、この手帳の長所かもしれません。

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