【AT車感覚で乗れる電子制御MT採用バイクが増加】ホンダ「レブル250 E-クラッチ」やヤマハ「トレーサー9GT+ Y-AMT」などの最新モデルを比較

近年、電子制御シフト機構を採用するバイクが増加中だ。とくにホンダが「E-クラッチ」、ヤマハでは「Y-AMT(ワイ・エーエムティ)」という新機構をそれぞれ開発し、続々と採用モデルを発売している。どちらの機構も、4輪のAT(オートマチック・トランスミッション)車のように、変速時のクラッチ操作などが不要。それでいて、ライダーが任意でギアを選ぶこともできる。これらにより、操作の簡略化による疲労度低減や快適性の追求、そしてバイクが本来持つスポーツ性の向上などを図っていることが特徴だ。
どちらも、まさに革新的な新機構といえるのだが、そもそも各システムには、どのような特徴があり、どのようなバイクに搭載されているのだろうか。とくに、ここでは、2輪車の展示会「第52回 東京モーターサイクルショー」(2025年3月28~30日・東京ビッグサイト)で、ホンダ「レブル250 E-クラッチ」やヤマハ「トレーサー9GT+ Y-AMT」といった最新の電子制御シフト車もチェック。各車の特徴なども含めて紹介する。
ホンダE-クラッチとは

まずは、ホンダE-クラッチ(Honda E-Clutch)。これは、従来のMT(マニュアル・トランスミッション)車と同様にクラッチレバーとシフトペダルを備えつつも、最新の電子制御技術で最適なクラッチコントロールを自動制御する機構だ。
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