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デザイナーの久保進一郎さんは、自身が幼少期に雪国で目にした情景を思い浮かべていた。それは、降りたての柔らかな雪ではなく、風に吹かれ固まった雪のような、ざらつきと深みを帯びた白だった。
こうしたイメージを受け取った秦さんは「セイコーからの挑戦状だと思った」と語る。技術陣はまず、化学塗料を用いて青白いトーンや黄色味のあるものなど、10パターンもの文字盤を試作したが、いずれも「これじゃない」と却下された。
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