「不倫まみれ」「二度と投票することはない」… 国民民主党の参院選候補者選びに"非難轟々"のあきれた理由

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予期せぬ批判ポストの殺到に、国民民主党を率いる玉木雄一郎代表も頭が痛そうだ(写真:時事)

「いろんな報道があるが、私が公党の幹事長として決めて発表することがすべてだ」。国民民主党の榛葉賀津也幹事長は4月25日の会見で、少しいら立った様子でこう述べた。

4月9日、日本維新の会を離党した足立康史・前衆院議員が次期参議院選挙で大阪府選挙区から出馬するとの報道が出た。「20日に大阪駅前で行われる街頭演説会で披露される」と具体的な内容だったが、SNSでは賛否両論が大いに飛び交った。「連合(日本労働組合総連合会)が強く反対している」との話もあり、国民民主党は最終的に同選挙区での足立氏の擁立を断念した。

ただ、問題は足立氏だけにとどまらなかった。昨年の衆議院選挙以降、高い国民人気を集めてきた同党に対して、ここに来て「#国民民主党に騙されるな」「#国民民主党にガッカリ」といったハッシュタグのついたSNSのポスト(投稿)が相次いでいるのだ。

足立氏よりも強い拒否反応があった候補者

22日には菅野(旧・山尾)志桜里・元衆院議員が比例区から出馬と報じられたが、こちらへのSNSの反応はさらにすさまじかった。賛成するポストが極めて少なく、ほとんどが強い拒絶だった。

原因は「不倫問題」だ。2017年に蓮舫氏に代わって民進党代表に就任した前原誠司氏は、目玉人事として菅野氏を幹事長に抜擢しようとした。しかし、弁護士の倉持麟太郎氏との不倫関係を報じた“文春砲”でその人事は吹き飛び、菅野氏は民進党を離党した。

問題はそれだけでは終わらなかった。民進党の動揺をチャンスとみた安倍晋三首相(当時)は衆院解散に打って出たことで、民進党の分裂が決定的になる一因となった。

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