TBS感謝祭「江頭2:50の暴走芸で永野芽郁が涙」も、世間は《擁護ムード》のワケ…それでも「謝罪・TVer配信なし」の悪夢を招いた“元凶”の正体
問題は、制作サイドが誤解のないようにきちんとフォローのシーンを入れていたにもかかわらず、これを書かないアンフェアな記事が多かったこと。批判を誘うような切り取りをするネットメディアが多く、このシーンを見ずに記事だけ読んで江頭さんや制作サイドを批判した人は「ミスリードされた」といっていいでしょう。
2つ目は、江頭さんがチャンネル登録者数463万人の人気YouTuberというだけでなく、かつてのバラエティ出演でテレビ視聴者にもキャラクターと芸風が認知されていたこと。
そもそも放送前の予告記事では「江頭2:50がまさかの緊急参戦」「生放送で何を物申すのか」「どのタイミングで乱入するのか」などと好意的に報じられ、「今の地上波には江頭さんのような刺激剤が必要」「どんな伝説を残すのか、非常に楽しみです」などと期待するコメントが多数書き込まれていました。
ネットメディアの書き手も読み手も江頭さんがこれくらいのことをするだろうとわかって期待していたのです。
江頭さんによる生放送での騒動と言えば思い出されるのが、2001年の「笑っていいとも!」(フジテレビ系)。
江頭さんは、「この人、トルコで裸になった人」と過去の騒動に繰り返しふれた脚本家・橋田壽賀子さんの口をふさごうとキスをしたことで、番組を出入り禁止にされてしまいました。
この点などを踏まえて、今回の行動を「むしろ時代に合わせた江頭さんなりの配慮が見られる」などと見ている人が少なくなかったのです。

勝手な“被害者扱い”への明確な「NO」
3つ目は、被害者のように扱われている永野さんが、自分の口でしっかり否定したこと。
31日、永野さんは「オールナイトニッポンX」(ニッポン放送)に出演し、この件に言及しました。
まず「凄く楽しかった」などと番組出演の感想を語り、江頭さんについては「私のところに来てくださって。でも突然のことだからびっくりしちゃった」「2回目は完全に油断しきってて。(中略)ただただびっくりしてちょっと涙が出てしまった」「普通に生理現象として、あくびをしたら涙が出るように私はびっくりして涙が出ただけ」などと明るく語りました。
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