「私だけ扱いが雑」「いつも損ばかりしている」のはなぜ? 《愛されるよりも恐れられよ》実業家が導き出した“なめられる人”の共通点

「いつも私だけ扱いが雑」「待ち合わせをするといつも遅刻される」「損な役回りを押しつけられがち」
気にしても仕方ないと思いつつ、「私、なめられてるのかな」と悩んでしまう。そんな人は少なくないようです。じつは、この「なめる/なめられる」問題はささいなことのようで、人間関係、仕事、ひいては人生すべてさえ左右する重要なトピックスです。
実業家でライターでもある黒坂岳央氏は、グローバル企業で多国籍な環境での勤務経験、独立起業を経て、「なめられると人生で損をする」という真理にたどり着いたそうです。この連載を通し、なめられないようにするためのノウハウ「なめてくるバカを黙らせる技術」を指南します。
なめられて損をした体験
なめられると人生で損をする。私自身も、なめられて損をする体験を重ねてきたが、経験してきたエピソードを紹介したい。
10年ほど前、私は勤めていた会社に勤務しながら週末起業に挑戦していた。事業を始めるうえでとりあえず欠かせないのが、ウェブサイトである。
今はコーディングの知識なんてなくてもワードで文章を打つ感覚で誰でも簡単にウェブサイトが制作できるが、10年前は事情が違った。制作業者に依頼をして作ってもらうか、イチから自分で制作技術を身につけるしかなかったのだ。