LINEが「2台目のスマホ」でも使えるように…《知っておきたい設定方法や注意点》「Keepメモ」を使いこなしていない人はもったいない

Keepメモはつねに参照しやすいよう、トーク一覧の上部に固定すると使い勝手が増す。「トーク」タブを開き、Keepメモを長押ししたあと、「ピン留め」をタップすると、それが上部に固定される。トークでのやり取りが多いとすぐに埋もれてしまううえに、サブ端末からメイン端末にメッセージや写真を送っても通知が届くわけではないため、新着トークとして扱われない。これを解決するため、Keepメモはピン留めしておくようにしたい。

サブ端末でもアプリログインが可能、注意点も

先に述べたように、サブ端末用のLINEといってもトーク履歴のバックアップやスタンプ、絵文字の購入以外は、ほとんどの機能を利用することができる。通話やビデオ通話もその1つ。着信があると、2台の端末が同時に鳴り、受信の操作をしたほうで通話をすることができる。サブ端末を使っている際にLINEの通話があっても、取り逃す心配がないのはうれしい。

また、LINEはLINEヤフーやその関連会社が開発する他のアプリにログインする際にも、利用することができる。実はサブ端末として設定したLINEでも、このログイン機能を活用できる。電子コミックアプリの「LINEマンガ」はその1つ。フォルダブルスマホのような画面サイズの大きいスマホをサブ端末に設定しておけば、普段メインスマホで読んでいた作品をより迫力ある形で楽しめる。

サブ端末のLINEでも、LINEによるログインが可能。LINEマンガなどのサービスも、2台のスマホで利用できる（筆者撮影）

「ZOZOTOWN」のように、LINEでのログインに対応しているサービスでも、サブ端末に設定したLINEの情報を活用できる。アプリだけでなく、LINEによるログインに対応したウェブサービスでも同様。これまで、LINEによるログインを設定してしまうと、複数のスマホから簡単にアクセスできず、利便性が大きく低下していた。Androidスマホをサブ端末に設定可能になったことで、これが解消された格好だ。

複数端末を利用するユーザーにとって、使い勝手が高まったLINEだが、注意点もある。iPhoneをサブ端末に設定できないのは、その1つだ。iPhoneとAndroidでアカウントを統一したいときには、必ずiPhone側をメインにしなければならない。メインとサブで使い勝手に差はないが、すでにAndroid側をメインにしているときには、トーク履歴などをバックアップしたうえで、改めて設定をし直さなければならない。

ちなみに、既読はメインとサブ、どちらでトークを開いてもついてしまうため、相手にメッセージを読んだことを悟られないようにするのも注意が必要になる。iPhoneの場合、トークを長押しして既読をつけずに中身を見るという裏技があるが、Androidは同様の操作をすると、先に挙げたピン留めなどのメニューが表示されてしまう。うっかりサブ端末側のAndroidでトークを開くと、既読がついてしまうというわけだ。

逆に、Androidには、「既読回避アプリ のぞきみ」など、通知の内容を読み取って既読をつけずにトークの中身を読むためのアプリが複数存在する。iPhoneをメインにしつつ、サブ端末としてAndroidを設定した人は、こうしたアプリを活用し、どちらで見ても既読がつかないように設定しておくことをお勧めしたい。

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