首都圏のJR「年越し大回り」150円30時間超えの旅 39本の列車乗り継ぎ1035km、SNS通じ挑戦者が続出
2025年元旦は、南浦和駅から西船橋駅に向かう武蔵野線の車内で無事に迎えることができた。宿泊は、例年、大みそかから元旦にかけて千葉県の成田駅のホーム上で待合室代わりに開放されている通称「電車ホテル」となり1時50分に到着した。
成田駅は、成田山新勝寺へ向かう初詣客でごった返しており、駅ホームでは新年の成田駅の様子をネット配信する人の姿も見られた。そうした中で、「年越し大回り」組は、わき目も振らずに足早にこの日の宿となる通称「電車ホテル」へと向かう。2番線に停車中の6両編成の209系電車が開放されており、1両に4カ所ある扉は3カ所が閉められており、防寒への配慮もなされていた。

房総半島は2両編成に約300人のすし詰めで3時間
2025年元旦の千葉県銚子市犬吠埼の初日の出時刻は6時46分と発表されていた。成田駅で一夜を過ごした「年越し大回り」組は、日が昇る前の成田駅を5時21分発銚子行の始発列車で出発し、銚子市にある松岸駅へと向かう。ここでは6時39分から6時53分までの間の列車の待ち時間で、初日の出を見ることができる。駅に到着すると「年越し大回り」組と思われる200人以上が一斉に下車し、乗り換え列車のホームに向かう跨線橋では、初日の出を撮影しようと大勢の人カメラを構えていたが、その中には山梨県からの菊池親子の姿もあった。
そして成東駅では東金線に乗り換え。ここでも200人以上の乗客が一斉に下車し、千葉県内の各乗換駅では、駅に到着するたびに「年越し大回り」組による「乗り鉄民族」の大移動とも言えるような状況が展開された。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら