「東大理3に合格する子」は"面倒を嫌う"その理由 日本イチ難しい理3には、どんな生徒が合格?

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西岡壱誠 東大理3 ドラゴン桜
(漫画:©︎三田紀房/コルク)
記憶力や論理的思考力・説明力、抽象的な思考能力など、「頭がいい」といわれる人の特徴になるような能力というのは、先天的に決められている部分があり、後天的に獲得している能力は少ないと考える人が多いのではないでしょうか。
その考えを否定するのが、偏差値35から東大合格を果たした西岡壱誠氏です。漫画『ドラゴン桜2』(講談社)編集担当の西岡氏は、小学校、中学校では成績が振るわず、高校入学時に東大に合格するなんて誰も思っていなかったような人が、一念発起して勉強し、偏差値を一気に上げて合格するという「リアルドラゴン桜」な実例を集めて全国いろんな学校に教育実践を行う「チームドラゴン桜」を作っています。
そこで集まった知見を基に、後天的に身につけられる「東大に合格できるくらい頭をよくするテクニック」を伝授するこの連載。連載を再構成し、加筆修正を加えた『なぜか目標達成する人が頑張る前にやっていること』が1月29日に発売されました。連載第171回は、東大理3に受かる生徒の共通点についてお話しします。

日本イチ入るのが難しい理3

『なぜか目標達成する人が頑張る前にやっていること』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら

みなさんは『東大理Ⅲ 合格の秘訣』という本のシリーズをご存じでしょうか?

東大理3は、日本の大学の中でいちばん偏差値が高い東京大学の中で、最も合格するのが難しいと言われている「理科3類」のことです。毎年100人程度しか合格者がおらず、ここに合格できるのは本当に困難だと言われています。

『東大理Ⅲ 合格の秘訣』は、毎年東大理3の合格者30名〜40名にインタビューをして、その勉強法や人生を紐解いていくという内容になっています。1986年に始まり、2025年度版で40周年を迎えるシリーズですが、40周年版からは僕たちカルペ・ディエムがこの本の出版を行うことになっています。

さて、そんな中で僕たちは今、このシリーズに掲載された過去39年分の東大理3生1000人以上のデータを分析しています。

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西岡 壱誠 ドラゴン桜2編集担当

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にしおか いっせい / Issei Nishioka

1996年生まれ。偏差値35から東大を目指すも、現役・一浪と、2年連続で不合格。崖っぷちの状況で開発した「独学術」で偏差値70、東大模試で全国4位になり、東大合格を果たす。

そのノウハウを全国の学生や学校の教師たちに伝えるため、2020年に株式会社カルペ・ディエムを設立。全国の高校で高校生に思考法・勉強法を教えているほか、教師には指導法のコンサルティングを行っている。また、YouTubeチャンネル「スマホ学園」を運営、約1万人の登録者に勉強の楽しさを伝えている。

著書『東大読書』『東大作文』『東大思考』『東大独学』(いずれも東洋経済新報社)はシリーズ累計40万部のベストセラーになった。

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