神戸の玄関駅、三宮「乗り換え激変」再開発の未来 市が描く「2030年代」の将来像にはLRTの姿も

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現在は新たに作るのが難しい併用軌道(道路と鉄道の線路を路面が併用する、いわゆる路面電車のスタイル)になっているのが特徴だ。「2030年代とあって規制緩和も織り込んでみた」(多名部氏)。

動画「KOBE203X」
プロモーション動画「KOBE203X」の一場面(画像・神戸市提供)
【写真を見る】かつて三宮の“顔”だったJR三ノ宮の駅ビル。すでに解体され、もうその姿はない。大規模な再開発工事が進む「神戸の玄関口」の現状は?

慣れた利用者も要注意

いずれにせよ向こう7〜8年は駅ビルやバスターミナルビルの工事が続く見通しだ。神戸市の担当部署である都市局都心三宮再整備課に、住民の反応を聞いたところ、担当者の答えは「動線についての問い合わせが最も多い。ホームページでのお知らせや、現地での告知など、動線の案内は引き続き丁寧に取り組んでいきたい」とのことだった。

とくにJRの駅ビル工事を巡っては工事の進展に応じて通路の場所が変わる。場合によっては、いつも駅を利用している人に、遠回りを求めるケースも出てくることもありうる。

2025年度中には2つの高層ビルの骨組みが立ち上がってくる見通し。工事中の動線で迷わないためにも、三宮再開発の動向には留意する必要がありそうだ。

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山本 学 神戸経済ニュース編集長

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Manabu Yamamoto

1999年に金融情報サービスのQUICK入社。グループの日本経済新聞社や日経QUICKニュースで株、為替、債券、短期市場や企業ニュースなど市場周辺の担当記者だった。2018年に独立してニュースサイト「神戸経済ニュース」を運営開始。神戸市の企業や、兵庫・神戸の経済動向をカバーする。何かと騒がしい兵庫県庁も取材対象だ。

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