「ドイツ=正確」は昔、欧州鉄道満足度ランキング 「遅れる」イメージのイタリアやチェコが躍進
コンサルティング会社、マッキンゼー・アンド・カンパニーの調査では、信頼性は消費者が交通手段を選択する要素において2番目に重要な項目という。ちなみに最も重要な要素は所要時間と移動の快適さであるという。
イタリアの鉄道といえば遅延の代名詞のように言われてきたが、この10年ほどの間に行われたインフラの改良工事や、適切なダイヤ作成により大きく改善された点は評価できる。ただし、最近はまた遅延の回数が増えたという現地報道もあり、気を緩めることなく運行を行ってほしいものだ。
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割引運賃設定ではライバルの民間高速列車「イタロ」とともに10点満点を獲得。ライバル同士がしのぎを削ることで、より利用者の視点に立った運賃やサービスが期待できるという証しでもあろう。
チェコの新参企業は車内サービス高評価
2位のスイス鉄道は総合7.4点で、遅延の際の補償と、夜行列車について減点されている。しかし、その他の項目ではいずれも高い点数を獲得した。
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同じく7.4点だったチェコの民間会社レギオジェットは、低廉な価格とわかりやすい予約サイト、車内でのサービス充実度などで大きく得点を伸ばした。特筆すべき点は、上位10社の大半が旧国鉄系の会社であるなか、イタリアのイタロ(8位)とともにランクインしたことだ。
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