ラスベガスに見る、テスラ無人タクシーの実現性 地下に広がるLVCCループとロボタクシーの未来

ボーリング・カンパニーのホームページから拝借した地図によると、すでにサービスが運用されているのが水色のライン。そして掘削工事が進められているのがオレンジ色のラインで、まずはハリー・リード国際空港とコンベンション・センターを結ぶルートが最優先されていることがわかる。ちなみに空港からコンベンション・センターまでの運賃もすでにホームページに掲載されていた。所要時間5分で、片道10ドルとのことだ。
トンネルの距離が長くなればなるほど事故やアクシデントのリスクは高まり、縁起でもないがトンネル内で車両火災が起きることだって考えられる。そういった最悪のシナリオを想定した避難経路がちゃんと用意されるのかも気になるところだ。

ロボタクシーサービスはどうなる
また実際のところ、現時点でも利用者が増加したことによりステーションでは慢性的に行列ができていたほか、乗り降りにある程度時間がかかるため、タクシー側もピットが空くのを待つための渋滞が発生していた。ロサンゼルスの渋滞に辟易としたマスク氏の発案で起業されたボーリング・カンパニー。そのトンネルで渋滞が起きてしまっているのでは本末転倒である。


ラスベガスの地下を無人のタクシーが縦横無尽に走る、まるでSFのような世界が将来実現されるのかどうか。まずはテキサスとカリフォルニアから始まると宣言されたロボタクシーサービスの進展を見守りたい。
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