やはりレザートートバッグがビジネスで使える訳 メンズが30代で立ち返るべきは王道の一手

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TOFF&LOADSTONE スプルトート
スプルトート¥61,600、サイズ横[上部]40.5[下部]34×縦32×幅18.5cm/TOFF&LOADSTONE 03-6845-0300(写真:TOFF&LOADSTONE提供)

最後は2004年に同じく東京で誕生したトフ&ロードストーンです。メイド・イン・ジャパン、そしてハンドメイドにて作り出された美しく完成度の高いバッグの数々はメンズ・レディース問わず、洗練された大人に多大なる人気を誇ります。

本ブランドの特徴でもあるアンティークのような風合いや重厚感を味わえる真鍮金具を、ハンドルにワンポイントでデザインしたシンプルなスプルトートは、品格と余裕を感じさせる佇まいが魅力。計算し尽くされたV字型のトップ部分は腕の入りをよくしてくれるだけでなく、何とも美しい造形美を感じさせてくれます。毅然としたシックなビジネススタイルのお供として頼りになること必至です。

TOFF&LOADSTONE スプルトート
PCや書類もしっかり収まるだけでなく、開口部が広いため視認性も高い(写真:TOFF&LOADSTONE提供)

メインコンパートメントはマチも十分で、A4サイズや13インチのノートPCに対応しています。またマチの両サイドには大きめのオープンポケットを備えており、スマートフォンや折り畳み傘、マイボトルなどの収納にうってつけ。

もちろん、ファスナー付きのポケットも付いていますので小物の管理も容易です。加えて、底部分には鋲をあしらっているため、自立する点も高ポイント。ビジネスからカジュアルまで幅広い使い勝手に長けたユーティリティな逸品です。

王道を侮ることなかれ、ってことです

年齢や経験を重ねることで視野が広がり、時にはデザイン性を重んじたり、時には流行を取り入れてみたりと守備範囲が広くなりがちなのは何もビジネスバッグに限ったことではありません。

しかし、なぜだかビジネスバッグの新調というのはどうも二の足を踏むように慎重になってしまうんですよね。それでなかなか一歩踏み切れずにやややつれたバッグに手を伸ばして今日も出社……と。わかります。

気軽に買い替えてしまえば?とは決して言えませんが、進化を遂げつつも王道は王道。地元のような信頼感を与えてくれるレザートートバッグに一度立ち返ってみるという選択肢もあるということをぜひ覚えておいてください。

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小林 大甫 エディター・ライター・ディレクター

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こばやし だいすけ / Daisuke Kobayashi

1987年生まれ。神奈川県出身。アパレルから出版社を経て2017年に独立し、メンズファッション誌の編集・執筆を主軸に活動。最近では雑誌やWEBのほか、企業やブランドのイメージビジュアルなどのディレクションも手がける。

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