生成AIによる著名アーティストのニセ楽曲に注意 AIを活用する悪徳業者からメタデータをどう管理するか
![Qobuz](https://tk.ismcdn.jp/mwimgs/6/8/570/img_68ed2f32757de8e3f47407656f07bb06428828.jpg)
ストリーミングやダウンロードを通じたデジタル配信は、ここ十数年で音楽シーンを大きく塗り替えてきた。CDを店舗で買わずとも、スマホやPCから好きな曲を好きなときに聴ける利便性は、一部のコアユーザーだけでなく幅広い層に受け入れられ、世界的なスタンダードとなっている。
デジタル配信は誰でも比較的簡単に楽曲をリリースできる仕組みを生んだが、一方で“なりすまし”、“偽アーティスト”といった新たな問題が浮上している。
e-onkyo musicを統合し上陸したQobuz
フランス発の高音質配信サービス「Qobuz(コバズ)」が2024年11月、日本へ本格参入し、オーディオファンの注目を集めた。
国内最大級のハイレゾ音源ダウンロードサイトだった「e-onkyo music」を継承し、Xandrie Japan(ザンドリエ ジャパン)を設立。e-onkyo musicのサービスを終了し、以降すべてQobuzへ一本化したことで、日本のハイレゾ市場において“トップクラスのプラットフォーム”として存在感を高めている。
Qobuzはヨーロッパやアメリカでハイレゾ音源のストリーミングとダウンロードを両立し、さらにアーティストへのインタビューや特集記事などのエディトリアルコンテンツにも力を入れてきた。
そのQobuz上で、不可解な光景が広がりつつある。
女性シンガーソングライター「YUI」のアーティストページを見ると、ギラギラした外観のアルバムが数十ページにわたって表示される。リリース日はいずれも2020年代だ。
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