"大物"に遅れ?2024年度内に開通する高速道路 開通は多いが「遅れ」が多発する現状に憂慮

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開通区間は短いが、高知県の主要河川である物部川を渡る区間であり、並行する国道55号線では渋滞が発生する地点であるため、時間短縮効果は小さくないと思われる。

<山陰道-出雲・湖陵道路>
■出雲IC~出雲湖陵IC(4.4km)3月2日開通予定
<山陰道-湖陵・多伎道路>
■出雲湖陵IC~出雲多伎IC(4.5km)3月2日開通予定

国土交通省松江国道事務所の発表資料より

この2区間は、道路名こそ異なっているが、地図を見るとわかる通り連続した区間であり、一体として整備された。

しかも、出雲IC以東、出雲多伎IC以西はすでに開通しており、この両区間がつながることにより、松江方面から大田市の西端まで高速走行ができるようになる。

未開通区間が多い山陰道のミッシングリンクが、ひとつつながったことになる。

4月には8割が開通する東海環状道

<東海環状道>
■いなべIC~大安IC(6.5km)3月29日開通予定
国土交通省北勢国道事務所発表の資料より
国土交通省北勢国道事務所発表の資料より

名古屋市を取り囲むように、愛知・岐阜・三重県を文字通り“環状”に結ぶ東海環状道は、新たなネットワークを形成することが期待される自動車道で、未開通区間が残る西側の整備が、また一歩進むことになる。

また、その北側、岐阜県の「山県IC~本巣IC(11.9km)」も、年度を越えて4月6日の開通と発表されており、この両区間の開通で東海環状道は、全体のほぼ8割が開通することになる。

そのほか、後志自動車道(仁木余市道路)の「仁木IC~余市IC(3.3km)」も、2024年度の開通予定だ。ただし、2月7日現在、まだ開通日は発表されていない。

距離はどれも短く、空白のミッシングリンクを埋めるための短い延伸が多い印象である。

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