根強い人気を誇るキャンピングカーの中でも、近年注目を集めているのが車中泊仕様車だ。ワンボックスカーやミニバンをベースに、就寝スペースなどの必要最低限の装備に絞り、外装をほとんど変えないことが特徴。キャンピングカー初心者でも運転しやすく、通勤・通学や買い物などの普段使いも楽にできるなどのメリットがある。
カスタマイズカーの大規模展示会「東京オートサロン2025(2025年1月10~12日・幕張メッセ)」では、そんな車中泊仕様車の新型として、ロッキー2(神奈川県横浜市)が「フリードクロスターMV」を展示した。2024年6月に登場した新型「フリード」のなかでも、5人乗り・2列シート車のフリード クロスターをベースとするモデルだ。
ミニバンの車中泊仕様車には、従来、トヨタの「ノア/ヴォクシー」や日産の「セレナ」といったミドルサイズのモデルをベースにすることが多く、意外に「あるようで、なかった」といえるのがこのモデル。ここでは、そんな新型の特徴や魅力などを紹介する。
車中泊仕様のメリット
一般的にキャンピングカーといえば、キッチンやリビング、ベッドに冷蔵庫やクーラーなどの家電製品を備える本格仕様をイメージする人も多いだろう。だが、一方で本格的なキャンピングカーは、車体が大きなモデルも多く、初心者などが運転するにはハードルも高い。
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