いよいよ「日本株の反撃」が1月20日から始まる 最高値のドイツ株よりも日本株のほうが魅力的

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冒頭に書いたように、日経平均は大発会だけでなく昨年大納会から約2000円も下げたことで、3つの代表的移動平均線である25・75・200日移動平均線をすべて下回ってしまった。

当然ながら、筆者が重要視する「総合乖離」(3つの移動平均線の乖離率を足したもの)も、昨年12月2日以来のマイナスという極めて形の悪いチャートになっている。にもかかわらず、売りが売りを呼ぶ崩壊型の相場にはなっていない。日経平均は3万8000円付近では強い抵抗を示して、「現水準が地相場」(この水準は妥当だ)というシグナルを発信し続けている。

確かに、昨年7月高値の期日が明けても反発していない。とはいえ、相場にはタイムラグがつきものだ。しかも、2月に入ると今度は暴落した昨年8月5日前後に売り込んだ建玉の、清算買い戻し局面が来る。月別の騰落で見るとあまりいいとは言えない2月に、「ダブルの買いエネルギー」が発生する可能性は十分ある。

史上最高値の独DAXと低調なNYダウをどう読むか

一方、世界の主要株価指数を見渡すと、ドイツDAX指数の1月15日からの3日連続史上最高値更新が異彩を放っている。

同日に発表された2024年のドイツのGDP成長率は前年比-0.2%で、2023年(同-0.3%)に続いて2年連続でのマイナス成長となった。にもかかわらず、代表的株価指数が史上最高値とはどういうことか。

利下げや景気テコ入れ策を期待してのことだろうか。あるいは、選挙期間中は「就任したら24時間以内にウクライナ戦争を終わらせる」と言っておきながら、ここへ来て「あと半年、できればそれ以内」へと突然延長したトランプ氏の口約束を期待しているのだろうか。

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