紙の手帳だからできる仕事力アップの「段取り術」 「My 締め切り」の設定がビジネスに役立つ理由

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ひとつめは、体言止めを使うことです。

体言止めとは、文の末尾を名詞(体言)で終える表現方法です。たとえば、「A社へ見積書を送る」という文章は長いですね。体言止めにすると、「A社見積書送付」と短くなります。

「花形ホールディングスでプレゼンテーションする」は、「花形プレゼン」のように、体言止めにして、長い社名やカタカナ言葉は自己流でよいので省略して書きましょう。

ふたつめは、記号や略語を使うことです。

たとえば、「締め切り」は「〆」にすると時短で書けますね。「電話をする」は「Tel」、「調べる」は「R(リサーチ=researchの頭文字)」、郵便局やポストに行くは「〒」などです。こちらもマイルールを決めておきましょう。

役職をアルファベットにするのも一手。部長はB、課長はKという具合に。出村部長は「出村B」、小林課長は「小林K」となります。漢字よりも画数が減るためスピーディに書けます。

「My 締め切り」を作る

手帳の書き込み方
(画像:『「時間不足」解消! 誰でも目標・夢を達成できる 朝5分だけ段取り手帳術』)
「My 締め切り」を設定する

締め切りは、たいてい仕事を頼んだり指示したりする人が決めるものです。おそらく、お客様や上司が多いでしょう。

締め切りを手帳に書いて安心、と思っていると危ないことになるかもしれません。というのは、デッドラインだけを記して忘れてしまい、直前に気づいても間に合わないことがあるからです。

そんな事態を防ぐための、とっておきの秘策をご紹介します。

締め切りを守るには、まず「My締め切り」を作りましょう。

「My締め切り」は自分と交わす約束で、本来の締め切りよりも1日以上前に設定します

My締め切りまでに仕事を終わらせたら、本来の締め切りを待たずしてさっさと提出できる、というメリットもあります。

手帳には、「本来の締め切り」と「My締め切り」の両方を書きましょう。このとき両方とも黒字で書くと見分けがつきにくいので、私はペンの色を変えています。

本来の締め切り……赤字         My締め切り……青字

または、黒字で書いた後に違う色のマーカーを引いて区別してもよいでしょう。

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