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「記憶力は才能」と思っている人に欠けた視点 東大卒の記憶力日本チャンピオンが教える実態

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  • 青木 健 メモアカ代表取締役CEO/日本メモリースポーツ協会会長
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間違い探しやストループなどは認知力向上に効果がありますし、数独やテンパズルのような計算を必要とする脳トレは計算力向上に大きな効果があります。普段から記憶力に関するトレーニングを行っている人は、脳が強くなっています。脳の〝基礎体力〟が上がっていくと、たくさんの英単語を覚えても疲れにくくなりますし、長い時間集中して勉強できるようになったりします。このような点も運動と全く同じですね。

筋トレをするとストレス発散になったり、自分に自信を持てるようになったりして精神面にも効果があります。脳トレも、やってみると頭がスッキリしたり、ひらめいたときに爽快感を感じたりします。反対に、体が慣れていないのにたくさん脳トレをやると、筋肉痛のように頭が重くなったり、人によっては熱が出てしまったりすることがあります。そのようなときは無理をせず、休むことが重要です。

脳トレをする人が勉強もビジネスも制す?

昔は、筋トレはスポーツ選手が競技で良い結果を出すためやケガを防ぐために行うものでした。あるいは、ボディビルダーなど筋肉自体で競うような人くらいしか筋トレをしていませんでした。しかし最近では、筋トレのメリットが浸透し、ビジネスパーソンから主婦や学生まで幅広い層の人が行うようになりました。街中にもさまざまな層の人をターゲットにしたジムが増えています。

東京のオフィス街を歩いていると、ワイシャツの上から見ても明らかに引き締まっているのがわかるかっこいいスーツ姿のビジネスマンも多く見かけます。

脳トレをすると(体形は変わりませんが)、能力が上がるだけでなく、自分の「頭」に自信が持てるようになるので、勉強やビジネスなどの知的活動に対する姿勢が変わってくることは間違いありません。私たちの社会生活はテクノロジーの進化により知的活動で溢れています。

筋トレは世の中に浸透しているのに、なぜ多くの人が脳トレをしていないのかが不思議です。これからは脳トレをする人が勉強でもビジネスでも有利になることは間違いないと思っています。多くの人が気づく前に、脳トレを始めて勉強やビジネスでライバルに差をつけちゃいましょう。

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