SNSで話題「平成カルチャー」この1年で起きた変化 周年記念が相次ぐ1年、トレンド意識の新商品も

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平成から令和に切り替わるタイミングで徐々に盛り上がってきた平成カルチャー。 最初はSNSを中心に盛り上がっていたが、マクドナルドの「平成バーガー」のCMのように、平成というワードを商品や広告で取り入れる企業が出てきたほか、復刻モノも発売され、新しいジャンルとして幅広い世代に認知されるようになった。

先に述べたキャラクターグッズのほか、ギャルブランドの復刻の人気も高い。『LOVE BOAT』のミラーが復刻で発売されたほか、『ジャッシー』や『ローズファンファン』などの復刻アイテムも登場し、SNS上で大きな話題を呼んだ。

平成のギャルブランドとして人気を博した当時のLOVE BOATのミラー(写真:筆者撮影)

ギャルブランド人気の背景には、平成後期から衰退していたギャルの存在が、令和に入ってからはボジティブ思考などで再評価され、ふたたびメデイアで取り上げられることが多くなったという理由もあるだろう。

Z世代がSNSにアップし盛り上がる

平成カルチャーと一言でいっても、世代ごとの流行りは異なる。今年は冒頭で述べた「ラブベリ」や「おジャ魔女」など、2000年前後のキャラクターが周年記念を迎えた。「女児カルチャー」という言葉とともに、2000年代当時小学生ぐらいの年齢だったZ世代たちが、これらのなつかしいキャラクターグッズなどをSNSでたくさんアップしていた。

振り返ると5年前にも平成カルチャーは多方面で取り上げられ、ミレニアル世代を中心に話題を呼んでいたが、今年はネット感度が高いZ世代がSNSで拡散することで、大いに盛り上がった。

SNSで拡散された一方で、今年の平成カルチャーは、ただリバイバル商品が発売されているだけではないことにも注目したい。

少し前ならば、「懐かしさ」のキーワードとともに、当時の商品に近いデザインのグッズが販売されていたが、今年はいまのトレンドを取り入れた商品も出てきた。

1990年代に大ブームは巻き起こした『たまごっち』は、口紅&頬紅のコスメとして販売され、そのSNS映えするルックスでたちまち拡散された。

平成カルチャー tajimax
たまごっちのコスメ(写真:筆者撮影)
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