2025年3月期決算会社が“折り返し地点”を迎え、各社の第2四半期決算の発表が一巡した。業績は概ね堅調だ。中には第2四半期を終えた時点の当期純利益が、すでに過去最高益を上回る銘柄も散見される。
本稿では、最新四半期決算の当期純利益が過去最高益を上回った銘柄から、今後も好業績が見込まれる好調企業を紹介したい(11月22日時点)。
過大な固定資産売却益などで実力以上に当期純利益の増加が見込まれる銘柄を除き、直近に第2四半期が終了した銘柄を対象にして会社四季報オンライン編集部が独自に選出した好調株だ。
順調に顧客を獲得
ヒューマンテクノロジーズは、クラウド型勤怠管理システム「KING OF TIME(キングオブタイム)」を展開する。導入先の企業から月額課金収入を得るストック型のビジネスモデルだ。1ユーザー当たり月額300円の低価格を武器に、従業員500人未満の中小・中堅企業を主なターゲットに顧客を開拓する。
同サービスは、順調に顧客を獲得しており、最新第2四半期末(2024年9月)の利用社数は5.8万社(前年同期比12.4%増)、利用ユーザー数は361万(同17.7%増)だ。今2025年3月期は、開発中の新サービスのリリースが延期になり、費用計上も繰り延べられることも手伝って、大きく利益を積み増すことになりそうだ。
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