横浜の「センター北」「センター南」、両駅の違いは? 地下鉄ブルーラインとグリーンラインの乗換駅
六大事業の残りの5つは、都心部強化事業、金沢地先埋立事業、高速鉄道(地下鉄)建設事業、高速道路網建設事業、横浜ベイブリッジ建設事業となっていた。
港北ニュータウンのうち1317haは、住宅・都市整備公団(現在の都市再生機構)による土地区画整理事業により計画人口を22万人とし、地域のほぼ中央を西から東に流れる早渕川の流域を境に、北側が第一地区、南側が第二地区とされた。早渕川流域は以前から農業などが営まれていたので、このような区分になったようだ。
ニュータウン内に地下鉄を走らせることは当初から織り込み済みで「通勤・通学の交通利便性の確保を図ること、港北ニュータウン地区における鉄道による均等なサービスを図ること、副都心である港北ニュータウンの広域拠点性を高めること、などの条件を満たすため、鉄道駅を中心に計画的に鉄道敷を確保し、土地利用と街づくりがなされることとなった」(交通局工務部施設課)という。
地下鉄中心のまちづくり
まちびらきは第二地区のほうが早く、1983年に入居を開始した。やや遅れて1990年に第一地区もまちびらきした。このうち第二地区の北端中央と第一地区の南端中央はタウンセンター地区と位置付けられた。
一方、同じ六大事業の1つだった地下鉄は、1~4号線の4路線が計画された。このうち、京浜急行電鉄本線に並行して神奈川新町―屏風ヶ浦間を走る2号線は計画段階で廃止になったものの、1号線関内―湘南台間、3号線あざみ野―関内間、4号線中山―日吉間が開業に至った。
現在は1号線と3号線が直通運転する形でブルーライン、4号線がグリーンラインと呼ばれている。
港北ニュータウンに地下鉄が走りはじめたのは1993年で、ブルーラインのあざみ野―新横浜間の開業により、ニュータウン内に中川、センター北、センター南、仲町台の4駅が生まれた。
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