ハンバーグが提供されるお馴染みの木の大皿も中央が盛り上がっていて、ボリューム感を演出してくれるので、味はもちろんのこと視覚的に満足できるのです。
某ファミレスチェーンでは、メニューよりふたまわりぐらい小さいハンバーグが出てきて、食べる前からがっかりさせられるのが常なのに、「びっくりドンキー」の器は配膳された際に、そのボリュームにびっくりできるよう演出されている印象です。
オリジナルの器は、コーヒーカップから、ドリンクグラス、デザートカップにいたるまで、高台に高さを出すことで、視覚のトリックでたくさん入っているように見せてくれます。さりげないあげ底で、顧客満足度をそっと上げているのだとしたら、お見事というよりほかありません。
モーニングでも「びっくりドンキー」の独自性は健在
「びっくりドンキー」はファミリーレストランではあるのですが、同業他社とは切り口が違い、価格で勝負していないところに面白味があると思います。
ボックス席を中心にした店づくり、薄暗い照明とジャンクな内装など独自性が高いのが特徴です。
付け合わせのサラダはグリーンサラダではなく大根サラダ、パフェ類はアイスクリームではなくソフトクリームなど、メニューもクセが強め。
「買い物前にとりあえずどこかファミレスでも行くか」ではなく「びっくりドンキーに食べに行かない?」と目的地になり得るフックの強さがある、ちょっと特別な気分を味わえる店づくりがされています。
その個性はモーニングメニューにも健在です。
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