時にレストランであり、喫茶店であり、短時間のワーキングスペースにもなる「フードコート」。楽しみ方は無限大で、「市井の人々のオアシス」かのようだ。
本連載では、そんな変幻自在な「フードコート」のある街を巡り、街やフードコートの魅力や楽しみ方を提唱していく。
今回は、東京・渋谷の複合商業施設「MIYASHITA PARK」内のフードコート、その名も「FOOD HALL」を訪問する。
同施設は非常にユニークな構造であり、屋上が「渋谷区立宮下公園」、その下層が商業施設の「RAYARD MIYASHITA PARK」となっている。宮下公園はもともと、1953年に開園。当初は平地であったが、1966年に東京初の「空中公園」として再整備された。
2020年に誕生した「MIYASHITA PARK」
長い歴史の中で、スケートなどのスポーツができる場として、また若者がたむろする場として親しまれてきた同公園だが、1990年代ごろからは野宿する人が増えるなどして、問題視する人も増えた。
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