また、逆も然りで、実家暮らしの女性を敬遠する男性もいる。たかお(37歳、仮名)は、実家暮らしのみねこ(35歳、仮名)と仮交際をしていたのだが、3度目のデートを終えて、交際終了を出してきた。
「実家には毎月2万円を入れて、残りの給料は好きに使っているそうです。美容代や服、小物にお金をかけているようなので、先日それとなく、『貯金はしているの?』と聞いたら、『あんまりないかな』と無邪気に笑っていました」
親離れができていない子
結婚をするとなると、指輪、結婚式、新婚旅行、新居の準備など、物入りになる。婚約指輪は男性から贈られることが多いが、そのほかの費用は折半にしているカップルが多い。みねこに結婚費用のことをどう考えているかを聞いたら、あっけらかんとこう答えた。
「結婚費用は親が出してくれると言っています。『それが親の最後のつとめだ』って。だから甘えちゃおうかなって思っています」
35歳にもなって、親に依存している様子にたかおは驚いた。
「この調子だと、結婚後も何かあれば、実家を頼るのではないかと思いました。家事全般もできるか不安だし、家計をきちんと管理できるかどうかも心配です」
実家暮らしの場合、一人暮らしの女性に比べて経済観念がどうしても緩みがちだ。親との関係も近く、“親離れができていないのでは”と懸念されることも多い。
「会社と実家が近く、一人暮らしをするメリットがない」という女性もいるが、実家暮らしをしている場合は、精神的自立、金銭的自立をしっかりとアピールしたほうがいいだろう。
人柄だけではなく、その人の自立心、経済観念、趣味嗜好、ライフスタイルの一致など、さまざまな面を鑑みてお相手選びをするのが結婚だ。いいところまで話が進むと、お断りが来てしまう人は、裏側に潜む「理由」をもう一度考えてみるといいかもしれない。
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