38歳婚活美人「趣味は料理」アピールの致命的ミス 「人柄はよいのにお断りされる」問題を考える

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若い頃から、和洋中の料理教室に通って、プロの味により近づけるように勉強してきたという。包丁や鍋などのキッチン用具も、量販店の安価なものではなくプロが使う高価品を使っているそうだ。

「調味料やスパイスもかなりの種類を常備しているとか。おいしいものを食べられるのはうれしいのですが、自分は食にそれほどこだわりがない。彼女とは食生活の価値観が合わないと思いました」

生活をしていくには、お金がかかる。生活必需品のすべてが高騰している昨今だ。

「住居費、光熱費、税金は、値上がりしても支払わなくてはいけない。何で家計を節約するかといったら、食費だと思うんですよ。食に興味があればエンゲル係数が高くなっても気にならないでしょうけど……」

また彼女の性格を、こうも分析した。

「“どんな料理も完璧に作れるようになりたい”と、いろんな料理教室に通ったみたいですけど、そのこだわりの強さが、彼女の性格そのもの。“料理好き、イコール家庭的”とは違うんだなというのが、今回の感想でした」

お見合いで、「〇〇がプロ級!」というアピールは、それが個性として際立ってしまい、そこに費用がかかることがわかると、プラスの魅力よりもマイナス要因が大きくなることがある。気をつけたいところだ。

嫌いじゃないが、お金がかかる

続いては、ペットを飼っているかどうか。これでもお見合いの成功率は低くなってしまう。

さとる(47歳、仮名)が、お見合いしたななこ(45歳、仮名)に交際辞退を出した。その理由がこうだった。

「猫を多頭飼いしているようです。3匹だったのが去年1匹亡くなって、今は2匹。そのうち1匹は、もう10年以上一緒に暮らしているとか。私も実家で猫を飼っていたので嫌いではないんですが……」

ペットがいると、まずは住むところに制約がかかる。持ち家もしくは分譲マンション。賃貸の場合は、ペット可のところ。ペット可の物件は、同じ間取りでも不可のところより家賃が高くなる傾向にある。

「それに、動物で10年生きているということは、すでに老齢の域。旅行に出かけるにもペットホテルが預かってくれないし、動物も歳をとると病気がちになる。日々のエサ代に加えて、動物の医療費は高額ですよね」

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