トヨタ自動車の子会社にも金融庁が立ち入り検査 過去に車両塗装費用などの水増し請求が発覚
他方でトヨタモビリティ東京は、2020年2月に全体の約3割に当たる約70店舗で、2000件を超える車両塗装費用などの水増し請求が発覚。2021年には、国交省関東運輸局の監査によって、検査した計測値を改ざんするといった不正車検も発覚しており、当時の経営陣らが「謝罪会見」を開いている。
金融庁は、旧ビッグモーター(現ウィーカーズ)による保険金不正請求問題を受けて、保険代理店を兼ねる自動車ディーラーや中古車販売事業者に対する監視や検査を強化する方針を今夏に打ち出している。
トヨタ自動車で唯一の直営販売会社
トヨタモビリティ東京は、トヨタ自動車で唯一の直営販売会社であることから、今後の規制強化に向けて、立ち入り検査による経営実態の把握が必要と判断したとみられる。
トヨタ自動車は金融庁検査について「確認中」と回答した。
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