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統一は放棄?朝鮮半島で広まる「2つの国家論」 理想の放棄か、現実の是認か、韓国で核武装論も

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北朝鮮の金正恩総書記
北朝鮮の金正恩総書記(写真:アフロ)

朝鮮半島が「2つの国家論」で揺れている。北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)総書記が2023年末に、「南(韓国)を相手にしない。同族と見なさない。交戦国だ」と主張して以降、隣国は将来の国家像について混乱を来している。

1945年に日本の植民地支配から解放されたものの、日本軍を相手に旧ソ連軍が侵攻、日本を敗戦に追い込んだ米軍により38度線付近で半島が線を引かれた。以来、分断国家の歴史が始まってしまう。

だが、南北ともに「統一」は民族の悲願であり、当然、いつかは朝鮮半島は1つの国になるべきだと誰もが思ってきた。金総書記の発言に、南では北朝鮮の態度をどうみるかでこれまで議論が沸騰してきた。

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