"東大に受かった子"に共通する「最強の受験計画」 過去問はいつから?高1からどれぐらい勉強?

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高3の4月からは、過去問をガンガン解いている場合が多いです。もちろん最初はなかなか解けない場合が多いですが、「どういう問題が出題されているのか」をしっかり理解して、戦えるレベルまで勉強します。

そのうえで、1つのベンチマークとして、「9月1日に第1志望の受験があるかのように対策をしている」という場合が多いようです。

よく「過去問なんて、2学期から始めればいいや」という人もいますが、2学期から過去問を始めている人は、今回リサーチした中だとあまりいませんでした。

そもそもこの時期は、受験の出願の手続きがあったり、総合型選抜入試の面接があったりと、対策にあまり時間が割けません。それに、受験が近づけば近づくほど、緊張して勉強に手が付かなくなることもあります。

9月に第1志望の受験があるかのように準備

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9月1日に第1志望の受験があるかのように対策を先取りして進め、過去問を何度も解き、点数を上げていくのです。

2学期になったら、最終調整です。第2志望以下の勉強もこの時期に完成させていきます。第2志望以下の大学の過去問をしっかりと3年分以上解いて、合格点を取れるように調整します。

12月になったら、一気に共通テスト対策をします。共通テストのための勉強に時間のほとんどを費やし、1月中旬の共通テストを乗り切ります。

そのままの勢いで2次試験の対策をすることができれば、合格をつかみとることができる……という流れに乗って合格していた人が多いです。

高3でやるべきこと:
・4月時点で第1志望だけではなく、第2~3志望も決める。
・第1志望の過去問を解き、9月1日までをメドに対策を進めていく
・2学期は最終調整

いかがでしょうか?このスケジュール通りにできなくても、合格している人もいますし、部活をやっていた人とそうでない人ではスケジュールの前倒し・後ろ倒しはあると思います。しかし1つのベンチマークとして、今回ご紹介したスケジュール感は参考になると思います。ぜひ取り入れてみてください。

西岡 壱誠 現役東大生・ドラゴン桜2編集担当

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にしおか いっせい / Issei Nishioka

1996年生まれ。偏差値35から東大を目指すも、現役・一浪と、2年連続で不合格。崖っぷちの状況で開発した「独学術」で偏差値70、東大模試で全国4位になり、東大合格を果たす。

そのノウハウを全国の学生や学校の教師たちに伝えるため、2020年に株式会社カルペ・ディエムを設立。全国の高校で高校生に思考法・勉強法を教えているほか、教師には指導法のコンサルティングを行っている。また、YouTubeチャンネル「スマホ学園」を運営、約1万人の登録者に勉強の楽しさを伝えている。

著書『東大読書』『東大作文』『東大思考』『東大独学』(いずれも東洋経済新報社)はシリーズ累計40万部のベストセラーになった。

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