大谷翔平がイチローや野茂を超え到達した「地点」 敵地でも大谷の出場試合は観客数が増加した

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しかし、今季の大谷翔平は、MLBの公式サイトで、ほぼ毎日トップでその活躍が伝えられ、試合の写真が大きく紹介された。

公式サイトの「Suggested Follows」というファンに選手をSNSでフォローすることを提案するコーナーの筆頭にも大谷翔平の写真があった。

大谷翔平は正真正銘の「MLBの顔」、トップスターになったのだ。

大谷翔平はスポーツの壁を越えて注目

MLBは「Old Ball Game」といわれる。競合する「北米4大プロスポーツ(NFL=アメリカンフットボール、NBA=バスケットボール、NHL=アイスホッケー)」の中では、ファンの年齢層が高く劣勢だといわれているが、同じロサンゼルスに本拠地を置くNBAレイカーズのスーパースターのレブロン・ジェームズが、大谷翔平の50-50達成をX(旧ツイッター)で祝福するなど、スポーツの壁を越えて注目されつつある。

野茂英雄がMLBに挑戦して29年目の今年、我々は初めて日本発の「スーパースター」を輩出したといってよいのではないか。

広尾 晃 ライター

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ひろお こう / Kou Hiroo

1959年大阪市生まれ。立命館大学卒業。コピーライターやプランナー、ライターとして活動。日米の野球記録を取り上げるブログ「野球の記録で話したい」を執筆している。著書に『野球崩壊 深刻化する「野球離れ」を食い止めろ!』『巨人軍の巨人 馬場正平』(ともにイースト・プレス)、『もし、あの野球選手がこうなっていたら~データで読み解くプロ野球「たられば」ワールド~』(オークラ出版)など。

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