開業は1910年、「新」がつく最も古い駅はどこだ? JRと私鉄合わせ207駅をランキングしてみた

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歴史ある「新⚪︎⚪︎駅」ランキングで目立つのは、私鉄の駅の多さだ。新しいほうでは50駅中およそ半分だったが、古いほうでは7割が私鉄の駅となった。おそらく当時の国鉄や、国鉄がのちに買収することとなる大手の鉄道会社が街の名前を先に駅名にしてしまったという事情もあるのだろう。また、後発で路線を延ばした私鉄は国鉄の駅を中心に街づくりが始められた後に建設され、思うような場所に駅を設置できないといったこともあったのだろう。

JR最古の「新⚪︎⚪︎駅」となったのは山手線の新大久保。こちらも2020年に新駅舎が完成。新伊勢崎同様、新しく立派な駅舎に生まれ変わった。

今後5年は「新⚪︎⚪︎駅」誕生の気配なし

ほかにも調べてみると、別の場所で駅名が使われていた(新平野)、駅を移設した(新藤原、新高徳)、風光明媚な土地と似たような絶景が広がっていた(新舞子)など、「新」をつける理由は多岐にわたっていた。

今後の新駅開業予定や新線開業の情報をみる限り、5年以上は「新⚪︎⚪︎駅」誕生の気配はない。だが、新難波(仮)、新小樽(仮)など、新路線の計画を見ると「新⚪︎⚪︎」になる可能性のある駅はいくつかある。どれだけの駅で(仮)が外れて「新⚪︎⚪︎」となるかはわからないが、せっかくここまで調べたので、今後も「新⚪︎⚪︎駅」の動向について、個人的に追いかけてみたい。

渡辺 雅史 時刻表探検家

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わたなべ まさし / Masashi Watanabe

1975年生まれ。フリーライターとして、週刊誌や月刊誌で記事を執筆するほか、テレビやラジオ番組の構成にも携わる。2009年、国内の鉄道に完乗。時刻表の誌面に載っている"変な列車"や"味のある列車"を探すことをライフワークとしている。

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