Netflixのお笑い仕掛け人、佐久間宣行の生き様 「トークサバイバー!」を支える"滑らせない力"

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

「振り返ると、あの時の自分はよく頑張ったなと思います。自分のビジョンを貫いて実現できたのは、本当に大きな達成感です」

佐久間宣行さん
(撮影:長田慶)

佐久間は、プロジェクトを進める中で常に自分の直感を信じてきた。特に、周囲が戸惑う様子を見ると、「これはいける」と逆に自信を深めることが多いという。

「みんながきょとんとしている様子を見て、『これは成功する』と思ったんです。最初から納得している企画は、往々にして想定内のものにしかならないんですよ」

その言葉通り、「トークサバイバー!」の完成品を見せたとき、周囲の反応は驚きに満ちていた。

「実際に完成したものを見せたとき、みんなが『おお!』って驚いてくれて、『やっぱりこれはいける』と確信しました。『面白いですね』と言われる作品は、普通は平均的な評価になりがちなんですが、今回はそれを超える手応えがありました。だから、プレッシャーは感じなかったんです」

リアリティショーから着想

「トークサバイバー!ラスト・オブ・ラフ」
Netflixコメディシリーズ「トークサバイバー!ラスト・オブ・ラフ」世界独占配信中(画像:Netflix)

佐久間が手掛けたNetflixのコメディシリーズ「トークサバイバー!」は、斬新でユニークなコンセプトで視聴者を魅了した。この作品の人気の理由は、ドラマの中で芸人が物語に絡みながら、巧みにトークを展開していくという異色の構成にある。

次ページリアリティショーとドラマを融合させた独自のスタイル
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事