Netflixのお笑い仕掛け人、佐久間宣行の生き様 「トークサバイバー!」を支える"滑らせない力"

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佐久間宣行さん
(撮影:長田慶)

「とにかく何でもやってみようと決めていました。『向いてない』と思ったらその時に断ればいい。大切なのは挑戦することです。挑む中で『自分に合っているかも?』と思う瞬間もあれば、その逆もありました。でも、重要なのは“未知の領域に飛び込む勇気”です。フリーランスの魅力は、テレビ東京時代にはできなかった新しい挑戦ができるところなんです」

その言葉通り、Netflixのコメディシリーズ「トークサバイバー!」を筆頭に、彼が手掛けるプロジェクトは、テレビの枠を超え、常に限界を突破している。

一方で、自由な働き方には難しさもある。「自分で休みを決めないと、いつの間にか仕事ばかりになっちゃうんですよ」と自己管理の苦労も語る。その言葉には、挑戦の楽しさと同時に現実の厳しさが垣間見える。

しかし、彼の姿勢は一貫している。リスクを恐れず、「わけのわからない仕事」にも果敢に挑むことで、「本当に面白いもの」が見えてくるのだろう。

世界的なプレッシャーの中で自分らしさを貫く

「トークサバイバー!ラスト・オブ・ラフ」
Netflixコメディシリーズ「トークサバイバー!ラスト・オブ・ラフ」世界独占配信中(画像:Netflix)

Netflixで配信されている「トークサバイバー!」は、佐久間にとって大きな挑戦だった。世界中の視聴者に向けた作品ではあったが、彼は自分の信念を貫くことを決意する。

「配信元やターゲットを意識しすぎると、誰にでも作れるような作品になってしまうことをこれまでの経験で感じていました。『自分にしかできないもの』をどう入れるかを意識しました」と振り返る。

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