今よみがえる伝説の経済学者「宇沢弘文」の思想 21世紀の経済学者の課題「社会的共通資本」とは
宇沢が構築しようとしたのは環境学であり、それは21世紀の経済学が進むべき方向を指し示していた。環境学の目的は、環境だけを大事にすることではない。「ゆたかな社会」について、宇沢が説いている。
「すべての人々の人間的尊厳と魂の自立が守られ、市民の基本的権利が最大限に確保できるという、本来的な意味でのリベラリズムの理想が実現される社会である」。
「ゆたかな社会」を実現するために、社会的共通資本を中心とした制度主義の考え方を、宇沢は提唱したのだった。
① 「社会的共通資本理論の再検討」
浅子和美(一橋大学名誉教授)×宮川努(学習院大学教授)
安田洋祐(大阪大学教授)×小島寛之(帝京大学特任教授)
広井良典(京都大学教授)×諸富徹(京都大学教授)×松下和夫(京都大学名誉教授)
三俣学(同志社大学教授)×茂木愛一郎(元日本開発銀行)
(2014年11月の「お別れ会」で上映された映像。出演はケネス・アロー、ロバート・ソロー、ジョセフ・スティグリッツ、ジョージ・アカロフ)
清滝信宏(プリンストン大学教授)
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