5位には2冊がランクインした。
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『なぜ男女の賃金に格差があるのか:女性の生き方の経済学』(慶應義塾大学出版会)/Claudia Goldin 米ハーバード大学教授。経済史家、労働経済学者。研究テーマは女性の労働力、所得不平等、技術革新、教育、移民など(書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします)
膨大な出版物から読者は何を選んだらよいのか。恒例の「ベスト経済書・経営書」のアンケートを経済学者、エコノミストを対象に実施した。
ノーベル賞研究者が男女格差の謎を暴く
![週刊東洋経済 2023年12/23・12/30新春合併特大号(2024大予測)[雑誌]](https://m.media-amazon.com/images/I/51Pa1qc9iYL._SL500_.jpg)
『週刊東洋経済 2023年12/23・12/30新春合併特大号(2024大予測)』。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします。定期購読の申し込みはこちら
4位は『なぜ男女の賃金に格差があるのか:女性の生き方の経済学』だ。
男女平等の先進国である米国にも男女格差は残っている。2023年ノーベル経済学賞受賞者がその原因をえぐり出す。
▼編集者・永田 透氏に聞く
経済史と経済学の手法を組み合わせて格差の謎を解いていく点が面白い。60年代の「静かなる革命」が女性たちのキャリアと家庭の両立への一歩になったことや、長時間労働をいとわない「貪欲な仕事」が男女賃金格差の原因であることなどを、詳細なデータによって裏付ける点がスリリングである。
▼推薦者コメント
コロナ問題など身近な話題を起点に分析を進め、平易な文章で読者を引きつける。女性を5つのグループに分け歴史的な分析を行う箇所に、最もオリジナリティーが感じられる。(木内登英)
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