「新幹線通勤補助」始めた佐久市、移住者のリアル 首都圏の企業で働くリモートワーカーに好都合

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補助の対象経費は、1カ月当たりの通勤のために利用した乗車券等の購入費の総額から当該月の通勤手当の総額を控除した額で、かつ、対象経費の2分の1以内、1カ月当たり2万円が上限となる。24カ月連続の補助が可能だ。

「リモートワーカー等新幹線通勤補助金」2024年度の案内。 詳細はこちら。「今年度の申請や問い合わせの状況によって、次年度以降の募集については未定です」(渡邉さん・藤田さん)(画像提供/佐久市)
佐久市はリモート市役所を先駆けて立ち上げ、移住者に必要な情報を集約。移住検討者向けのオンラインサロンにビジネスチャットツール「Slack」を利用したのは自治体初だった(画像提供/佐久市)
佐久市移住交流推進課 移住推進係の渡邉さん(右)と藤田さん(左)。 「移住相談を受けていると、自然豊かであることと同時に、東京からの近さや、生活利便性などが佐久市のポテンシャルのひとつと感じることが多いんです」(撮影/池上香夜子)

会社経営の松本さんの移住は、子どもの誕生がきっかけ

2024年5月に神奈川県茅ヶ崎市から佐久市に移住した松本知佳子さんは、WEB・コンテンツマーケティングの支援を行う藤沢市の会社の代表取締役。移住を考え始めたのは、子どもが1歳を迎えたころだったそう。

「仕事が面白くて、毎日忙しくても充実していました。でも、娘の成長を見守るにつれ、仕事中心の生活にせわしなさが募るようになって。子どもと夫と、3人が一番幸せに過ごすことを考えたときに、環境がよりいい場所に引越しをしたいと思うようになりました」(松本さん)。

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