「新幹線通勤補助」始めた佐久市、移住者のリアル 首都圏の企業で働くリモートワーカーに好都合
以前より3倍近く広くなったのに家賃は下がった
移住先の住まいは賃貸の中古一戸建て。佐久市の空き家バンクや不動産会社に依頼をして見つけ出した。
「移住者が集まるリノベ済み団地も見ましたが、子どもが走り回れる庭が欲しいな、と思っていました。空き家バンク経由でタイミングよく紹介してもらった“昭和の広い一戸建て”を、ひと目で気に入りました。古いけど貸主が綺麗に住まわれていて、とても気持ちいい空間です」
以前より3倍近く広くなったのに家賃は下がった。「1階に二間続きの広い和室があって、ほぼそこで過ごしています。2階にも2部屋あるのですが子どもも小さいし、まだ使いきれていません」
住まいは十分広いが、仕事はコワーキングスペースでしているのだそう。
「家のインターネットの開通がつい先日だったのもあって、今は契約しているワーキングスペースに車通勤しています。
仕事とプライベートのメリハリがつけられるのでこれはこれでいいのですが、部屋の使い方もいろいろ妄想しています。1階の一部分をワークスペースにしてミーティングもできるようにすれば、家でも仕事に集中できそう。前の狭い家では難しかったですね」(松本さん)