「新幹線通勤補助」始めた佐久市、移住者のリアル 首都圏の企業で働くリモートワーカーに好都合

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取材は移住してから1カ月半経った頃。「もうしばらくは東京や湘南に行く機会が多いので、1時間ちょっとで東京駅に着くのはありがたいです。今後は減っていくかもしれませんね」(画像提供/松本さん)

以前より3倍近く広くなったのに家賃は下がった

移住先の住まいは賃貸の中古一戸建て。佐久市の空き家バンクや不動産会社に依頼をして見つけ出した。

「移住者が集まるリノベ済み団地も見ましたが、子どもが走り回れる庭が欲しいな、と思っていました。空き家バンク経由でタイミングよく紹介してもらった“昭和の広い一戸建て”を、ひと目で気に入りました。古いけど貸主が綺麗に住まわれていて、とても気持ちいい空間です」

以前より3倍近く広くなったのに家賃は下がった。「1階に二間続きの広い和室があって、ほぼそこで過ごしています。2階にも2部屋あるのですが子どもも小さいし、まだ使いきれていません」

住まいは十分広いが、仕事はコワーキングスペースでしているのだそう。

「家のインターネットの開通がつい先日だったのもあって、今は契約しているワーキングスペースに車通勤しています。

仕事とプライベートのメリハリがつけられるのでこれはこれでいいのですが、部屋の使い方もいろいろ妄想しています。1階の一部分をワークスペースにしてミーティングもできるようにすれば、家でも仕事に集中できそう。前の狭い家では難しかったですね」(松本さん)

以前の住まいは2DK。庭付きの住宅は始めてで「虫に怯えながら草むしりしました」と松本さん。「夜は旅館みたいな大広間で3人並んで寝ています。エアコン用のダクトがなくて戸惑いましたが、熱帯夜もないらしいのでなんとかなりそうかな」(松本さん)(画像提供/松本さん)
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